ヒアリングシートを書くコツ その1
和菓子店の例で説明します。
私は和菓子店について全くの素人なので的外れかも知れませんが、想像で書いてみました。
皆さんはご自身の仕事のことですから、もっと的確な文章と写真がご用意できることと思います。
私は和菓子店について全くの素人なので的外れかも知れませんが、想像で書いてみました。
皆さんはご自身の仕事のことですから、もっと的確な文章と写真がご用意できることと思います。
お店の説明を書く
創業100年の歴史を持つ和菓子店であれば、創業時の時代背景、創業時の製法、洋菓子の普及による苦労話、商品の進化の過程、○代目を受け継いだ時の決意など、書くこともたくさんあります。
しかし、今年創業したばかりの和菓子店の場合、説明を書くのが難しいと感じるかも知れません。
創業間もないお店の場合、大切なのは店主の想いです。
例えば下記のような文章が考えられます。
- 団子が大好きなおばあちゃんに美味しい団子を食べてもらいたくて和菓子店を始めた。
- 日本の伝統を守るために和菓子店を始めた。
- 和菓子を進化させるために洋菓子店で修行をした。
- 美味しい団子を作るために日本中の農家を歩き回って、団子に最適な米を探した。
- 美味しいみたらし団子を作るために日本中の醤油を探した。
- 和菓子を海外にも広めたいのでアメリカに留学して英語を身に付けた。
文章が決まれば掲載する写真も浮かびます。
美味しい団子を作るために日本中の農家を歩き回って、団子に最適な米を探した。
という文章には、田園風景や農家の方の写真を載せたくなります。
商品の説明を書く
悪い例
熟練の職人が丹精込めて作ったみたらし団子
3本 216円(税込)
改善例
(1)素材をアピールする
- 9月下旬~10月上旬に収穫した秋田のもち米「きぬのはだ」で作った団子。
- 小豆島の木桶仕込みの蔵元で作られた醤油を使用したみたらし。
(2)製法をアピール
- 備長炭でこんがり焼き上げた風味豊かな団子。
- 甘さが口に残らない、キリッとした味に仕上げたみたらし。
(3)職人をアピール
- 和菓子歴30年の職人が、その日の湿度に合わせて水の量を調節して炊き上げるもち米。
(4)パッケージをアピール
- 100%再生紙で作ったエコな包み紙。
- インスタ映えする、かわいいうさぎ柄の箱。
(5)食べた人の感想をアピール
- いつも大好きで、購入しています。知人に贈ったら喜んでいただきました。
- 美味しいです。ペロリといただけます。以前お土産にいただいてから注目していました。
- スタッフの方がとても丁寧で信頼できました。また購入させて頂きます。
(6)人気をアピール
- みたらし団子は午前中で完売することが多いため、早めのご来店をお待ちしております。
その他、品質管理、季節限定、配達可能、お取り寄せ可能などアピールポイントはたくさんあると思います。
購入者の欲しい情報
ホームページはこちらの言いたいことを書いてもユーザーは集まりません。
欲しい情報が載っているホームページにユーザーは集まります。
和菓子の知識
- 和菓子の歴史
- 和菓子の種類
- 和菓子の食べ方
自宅で食べる人向け
- 和菓子に合うお茶の紹介
- 和菓子に合う食器と盛り付け例
- アレンジレシピ
会合等で食べる人向け
- そのまま提供できるおしゃれな紙皿付き
- 人前で竹串から食べても恥ずかしくない小ぶりな団子
手土産にする人向け
- 手土産用セット商品
- メッセージカード
- 手土産にぴったりの風呂敷情報
- 手土産を渡すときのマナー
外国人向け
- 英語で和菓子を説明
お店に対する想い、商品に対する想い、お客様への想い
3つの想いを例にご説明しました。
参考になりましたでしょうか。